旅のエピソード 親切な人 その1

 信越本線の横川でのことです(2005.4.7木)。

 長野新幹線が開通してから、信越本線は横川ー軽井沢間が廃線となり、しなの鉄道へ移行した軽井沢へはJRバス(500円)で行きます。
 
 8:40のバスを待ちながら駅の外のベンチにかけて新聞を読んでいました。ところが時間になってもバスが現れない。多少遅れているのだろうと思っていました。駅の中では女性がゆったりとたばこを吸っています。

 さすがにどうしたのだろうとふと顔を上げると、そばに「バス停は150メートル先です」の看板が立っているではありませんか。
 
 すぐに立ち上がり、キャスターバッグを引いて駆け出しましたが、バスはゆっくりと右折しながら国道へ出て行くところでした。バス停には「タクシーで5000円ほどです」と書いてありました。

 次のバスか5000円かと忙しく考えながら、なんとなくよろよろと国道を渡りました。

 みるとはるか向うから乗用車が近づいてきます。夢中で手を上げました。と、なんといったん通り過ぎた車がキキキキーッと停まり、眼の前までバックしてしてきてくれたのです。30歳ぐらいの男性でした。

 これこれこういう訳です、バスを追いかけてもらえませんかというと、いいですよ、ゴルフに来たが余裕ですからとのこと。

 碓氷バイパスをグイグイ登って、途中でバスを追い越しました。ところがバス停がない。山の中であるわけもない。ナビがなんかしゃべっているがおかまいなし。とうとう軽井沢駅へ着いてしまいました。
 
 なんとお礼を言っていいか、お金など失礼かもしれない。それよりも受け取ってくれそうもない。とっさに特急日本海の車中で買ったオレンジカードを思い出し、笑顔でいいですよ、いいですよといってくれたのですが、後ろの席に置いて最敬礼で見送りました。八王子ナンバーのマツダデミオでした。
この列車を逃がしていたら・・・・・。神様はいます。
 

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