第3回目の旅 2002.9.7(月) 筑豊へ

初めて乗った線
日豊本線 一部(小倉ー城野間)
日田彦山線 一部(城野ー田川後藤寺間)
後藤寺線 全線(田川後藤寺ー新飯塚)
筑豊本線 一部(新飯塚ー若松間)

どんな旅
 まだ試験走行中のようなものなので、日帰りできそうなところを選らんだ。
 これからのスケジュール作りでは、もっとハードに組んでも大丈夫そう。


 可部線大町7:41発。

 横川から下関までNHKの大河ドラマ「武蔵」の放映にあやかった臨時快速「関門海峡物語号}に乗る。
 この181系のディーゼルカーはもとは特急用で、めったに乗る機会もなかったが、久しぶりに旧友に会ったようで懐かしい。今日は特急券も払わず申し訳ないが、さすがにかなりいたみが見えて、そのうえ快速なのに途中駅で他の列車を追い越すでもなくのんびりと走る(この列車はこの頃が最後のご奉公だったらしく、惜しいことに間もなくなくなってしまった。)。

 小倉から日豊本線に乗り換え、城野から日田彦山線に入ってどんどん南下する。

 車両の一番前に立って景色を眺めるのが至福のとき。スイッチバックの駅だったという呼野へ向って細かいカーブを繰り返しながら急な勾配を登っていく。蒸気機関車の頃は大変だったことだろう。

 峠を過ぎると五木寛之の「青春の門」で忘れられない香春岳に目を奪われる。石灰石を採掘しているというが、異様な姿が痛々しい。

 田川伊田のだだ広い構内に平成筑豊鉄道のかわいらしいディーゼルカーが1両で入ってきた。宮脇俊三さんさえ混乱するほどややこしかった筑豊の路線は、この3セクの鉄道へ移行したほかは廃線になった。いずれ乗ってみたい。

 田川後藤寺から日田彦山線に別れ、日豊本線とをアルファベットのHの横棒のようにつなぐ後藤寺線で新飯塚へ渡り、そこから日豊本線を今度は北上。ボタ山だったことが良く分かる三角形の山が車窓のうしろに遠ざかる。
 
 線路は複線。路盤がよほど良いのか電車は横揺れも少なく、駅々の構内は広くてホームは長い。石炭輸送華やかなりし頃がしのばれる。

 窓の大きな最新型の電車が快走する。3,4人連れの女子高校生が、先頭車の窓の正面に向って大真面目に「出発進行」と指差確認しているのも楽しい。運転士さんになるのが夢なのかな。
 (その後伯備線で女性運転士の電車に乗ったが、りりしい横顔にちょっと見とれてしまった。昨年(2007年)北海道を旅行したとき、JR北海道にだけはまだ女性運転士がいないそうだ。)

 折尾で降りる。
 この駅は不思議な駅だった。同時に時刻表の地図に抱いていた疑問が解けた。

 というのは、ひどく狭いホームに降り立って若松行きの列車に乗り換えようと人の群れについていくと、なんと駅の外へ出てしまった。
 広場の向かいにクラシックな駅舎が見える。若松行きのホームはこの駅舎の中なのだ。駅が完全に二つに分かれているとは知らなかった。

 もう一つは時刻表のこと。かつて鹿児島本線と日豊本線の間には折尾駅を避けるように直通する列車があって、時刻表の路線図にも折尾駅の右側に短絡線が表示されていた。この表示はいつの間にかなくなったた。
 
 あとで調べて分かったことだが、JR化後この短絡線の上に新たに折尾駅を設けたため(通称鷹見口)、表示も必要なくなったのだろう。私はこのホームに降り立ったのだった。若松行きの直通列車に乗っていれば気がつかなかったかも知れない。こういう発見をするとうきうきする。別に何の役に立つということでもないが。

 15:28若松着。列車はここで行き止まり。今日のスケジュールのメモはここでおしまい。ふっと肩の力が抜ける。あとは帰るだけ。

 若松といえば裕次郎の映画「花と竜」の舞台。切れ長の目の岩崎加根子が魅力的だった。思い出すと今でもドキッとするほどだ。

 9600型の蒸気機関車が展示されている。石炭輸送に活躍したであろうに雨ざらしのまま。手入れがよさそうでよかった。よろしく頼みます。
 
 レトロな建物を横目に洞海湾に沿ってのんびりと歩く。この湾の向うの山のふもとに友人宅があった。学生の頃数人で押しかけ、私たちには不似合いなふぐ刺しの大皿で歓迎してもらった。友人は九州男児、おかあさんも豪快な感じの方だった。中退してしまったが、今はどうしているだろう。

 ゆく手に若戸大橋が見える。青空の中に赤い橋脚がどっしりとそびえている。東洋一といわれたこの橋ができたのもあの頃だった。市営渡船で橋をくぐって戸畑に渡る。

 四十数年前にタイムスリップしたひと時だった。

 下関駅で16:30発の東京行き寝台特急「あさかぜ」を見送る。あんなに早くなくなるとは知らなかった。
 
 ふぐ弁当を夕食に20:53大町着。

 実質9時間49分、十分堪能した。    571.4km

 
 
 

 

 
 

 
 
 
 
 



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