可部線が一部復活(2012.4更新)

 JR可部線の一部が近く復活することが決定された(2011年2月)。
昨年の秋、広島市の動きが報道され、期待に胸を膨らませていたが、夢が実現することになった。本当にうれしい。

 広島市のHPによると、「手続き実施中の事業(仮称)JR可部線電化延伸事業」の規模は、普通鉄道 単線電化 1.7km、区間は可部南5丁目~亀山南1丁目付近としている。

 1.7kmというのは、可部駅から1.3kmの位置にあった河戸駅からさらに0.4km先のことで、駅は県営荒下住宅跡地のほか中間に一駅設けられる。可部線は15.7km、14駅になる。

 広島市は、新年度予算を8千万円弱計上しており、2011年度着工、13年度完成を目指している。

 復活する予定の廃線跡をたどってみた。写真は2011年4~6月に撮影(可部駅を除く)。

 蛇足ながら、広島市やJR西日本のHPには、現在の可部線についても変電所や行き違い設備の新設、配線の変更、分岐器の高番化、プラットホームへのスロープを緩やかにするなどの計画が謳われている。いずれの日にか大都市並の便利な鉄道として生まれ変わるのだろうか。期待したい。
  ※「JR可部線活性化連携計画 平成22年(2010年)2月」

 (その後の経過は末尾に記載 2012.4.26)


可部駅
 外観は8年前と少しも変わっていない。ただ、かつておかれていた可部鉄道部は2006年7月1日に廃止され、右側の建物の入り口に掲げられていた表示板は降ろされた。同時に可部線は一時西広島駅の傘下に入ったが、可部駅は最近管理駅に昇格(?)したとか。

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         (2006.6.30撮影)

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   (2006.6.30 この日まで掲げられていた
    表示板 取り外しのための簡単なセレ
    モ ニーが行われたが、報道関係者の
    姿はなかった。)

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   (可部駅の構内から復活する線路の方向を
   望む。)

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   (駅の反対側にあるバスターミナル 4年前に整
    備)

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   (車止めがある。線路は少し途切れたあと54号
    高架をくぐる。)

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   (ここから線路のそばを歩かせてもらう。今日
    だけどうぞご寛容に。)
   (ところどころ枕木がなくなっている。)

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          (地上子)

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           (同上)

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    (線路を埋めている簡易舗装の細い道)

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   (踏査したのか至るところにチョークで日付など
    が記してあるが、意味不明なところが多い。)

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         (中間地点付近からの景観)

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      (鉄パイプ製の垣の先に河戸駅跡)

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   (駅跡を越えると、蔦の絡んだ大毛寺にかかる
    鉄橋がある。)

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   (15.5km地点の表示と県営荒下住宅跡地。
    これだけ広ければパーク&ライドにも対応で
    きそう。)
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    (しばらくは途切れながらも線路が残されてい
     る。)

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   (ここから先は線路はない。あの日、可部駅の下り
    最終列車に間に合わず、ここで列車を見送っ
    た。)

2012.4.26 ニュースその後

 新聞等の報道によると、
 
 2011年6月のJR西日本広島支社の記者会見では、9月までに広島市と合意できる可能性が高いとのことだった。

 9月になって踏切問題が浮上。国土交通省の省令により踏切は原則道路との平面交差が認められないためとのこと。その他騒音などの問題もあって先行きが見通せない状態になった。

 2012年2月7日付けの新聞は概略次のように報道している。

 2月5日、広島市安佐北区は、踏切(4か所ある)復活の代替案として、国安第一踏切について地下道化案を地元に説明したが、「不便」などの意見があり改めて踏切復活の要望があった。
 踏切再利用を巡る市とJR側の協議の難航により、今年度(11年度)中の電化延伸工事の着工は困難となっている。

  
 





 

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